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ふりがな文庫
“
音
(
ネ
)” の例文
さうして、時々聲に出して
誦
(
ジユ
)
する經の
文
(
モン
)
が、物の
音
(
ネ
)
に譬へやうもなく、さやかに人の耳に響く。聞く人は皆、自身の耳を疑うた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
春洋の第一歌集「
鵠
(
タヅ
)
が
音
(
ネ
)
」を、世におくる。私がまづその気になり、春洋にも、そのよし、奨めて遣つたのには、段々の理由はあるが、時期に絡んだ、二つの問題があつたのである。
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
だから哀れな肝臓が、ヤーこれは珍しい疲れかただ、と
音
(
ネ
)
をあげたのでしょう。
獄中への手紙:10 一九四三年(昭和十八年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
流木ノヤウニ刃コボレタ
音
(
ネ
)
イロガ
逸見猶吉詩集
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
別れの馬車の鈴の
音
(
ネ
)
が
別れ
(新字旧仮名)
/
森川義信
(著)
▼ もっと見る
さうして、時々聲に出して
誦
(
ジユ
)
する經の
文
(
モン
)
が、物の
音
(
ネ
)
に譬へやうもなく、さやかに人の耳に響く。聞く人は皆、自身の耳を疑うた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
萬法藏院の
晨朝
(
ジンテウ
)
の鐘だ。夜の
曙色
(
アケイロ
)
に、一度
騷立
(
サワダ
)
つた物々の胸をおちつかせる樣に、鳴りわたる鐘の
音
(
ネ
)
だ。
一
(
イツ
)
ぱし白みかゝつて來た東は、更にほの暗い
明
(
ア
)
け
昏
(
グ
)
れの寂けさに返つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
萬法藏院の
晨朝
(
ジンテウ
)
の鐘だ。夜の
曙色
(
アケイロ
)
に、一度
騷立
(
サワダ
)
つた物々の胸をおちつかせる樣に、鳴りわたる鐘の
音
(
ネ
)
だ。
一
(
イツ
)
ぱし白みかゝつて來た東は、更にほの暗い
明
(
ア
)
け
昏
(
グ
)
れの寂けさに返つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
万法蔵院の
晨朝
(
ジンテウ
)
の鐘だ。夜の
曙色
(
アケイロ
)
に、一度
騒立
(
サワダ
)
つた物々の胸をおちつかせる様に、鳴りわたる鐘の
音
(
ネ
)
だ。
一
(
イツ
)
ぱし白みかゝつて来た東は、更にほの暗い
明
(
ア
)
け
昏
(
グ
)
れの寂けさに返つた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
南家の姫の美しい膚は、
益々
(
マスマス
)
透きとほり、
潤
(
ウル
)
んだ目は、
愈々
(
イヨイヨ
)
大きく黒々と見えた。さうして、時々声に出して
誦
(
ジユ
)
する経の
文
(
モン
)
が、物の
音
(
ネ
)
に
譬
(
タト
)
へやうもなく、さやかに人の耳に響く。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
春洋の第一歌集「
鵠
(
タヅ
)
が
音
(
ネ
)
」を、世におくる。私がまづその気になり、春洋にも、そのよし、奨めて遣つたのには、段々の理由はあるが、時期に絡んだ、二つの問題があつたのである。
鵠が音:03 追ひ書き
(新字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
寝おびれて 鳴くうぐひすかとばかりに、弾きかすめたる ものゝ
音
(
ネ
)
のよさ※
橘曙覧評伝
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“音”の意味
《名詞》
(おと)空気や水等の物質を介して伝わる振動で、人の耳に達して感覚(聴覚)を生ずるもの。
(ね)美しい音や声。
(オン)漢字の読みのうち、漢字が伝わった当時の中国語の発音に基く読み方。音読み。
(出典:Wiktionary)
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“音”を含む語句
音信
音色
音響
跫音
声音
音声
中音
音問
足音
観音
音楽
高音
顫音
鳴音
轟音
水音
観音堂
大音
知音
觀音
...