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震
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しん
ふりがな文庫
“
震
(
しん
)” の例文
楊はしばらくその匣を撫でまわしていたが、やがて匣の上に
震
(
しん
)
の
卦
(
け
)
が金字で彫ってあるのを見いだして、彼は笑った。
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
八年春三月、
工部尚書
(
こうぶしょうしょ
)
厳震
(
げんしん
)
安南
(
あんなん
)
に
使
(
つかい
)
するの
途
(
みち
)
にして、
忽
(
たちま
)
ち建文帝に雲南に
遇
(
あ
)
う。旧臣
猶
(
なお
)
錦衣
(
きんい
)
にして、旧帝
既
(
すで
)
に
布衲
(
ふとつ
)
なり。
震
(
しん
)
たゞ
恐懼
(
きょうく
)
して落涙
止
(
とど
)
まらざるあるのみ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
李逵がじぶんの老母を
啖
(
く
)
い殺された怒りをそのままこの雄虎も、人間の残虐を怒ッていた。一
吼
(
く
)
一
震
(
しん
)
、うらむが如く、かッと赤い口を裂いて、その復讐に挑んでくる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
震
(
しん
)
は
亨
(
とほ
)
る。何をか
悪
(
にく
)
まむやである。
彖伝
(
たんでん
)
には、震来つて
※〻
(
げきげき
)
たりとは、恐るれば福を致すなりとある。
震は亨る
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
ごうごうの地鳴りは鳴りやまず、一
震
(
しん
)
四
壁
(
へき
)
を裂き、また、山を
震
(
ふる
)
ッて、このため、龍虎山の全峰は
吠
(
ほ
)
え、
信江
(
しんこう
)
上饒
(
じょうじょう
)
の水は、あふれ捲いて、
麓
(
ふもと
)
を呑むかと思われるほどだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“震”の解説
震(しん)は八卦の一つ。卦の形はであり、初爻は陽、第2爻・第3爻は陰で構成される。または六十四卦の一つであり、震為雷。震下震上で構成される。
(出典:Wikipedia)
震
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“震”を含む語句
地震
震動
大地震
震慄
身震
胴震
武者震
震駭
震撼
脳震盪
震盪
震怒
震蕩
震災前
震上
震声
大震
東京地震
地震波
地震學科
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