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雑多
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ざった
ふりがな文庫
“
雑多
(
ざった
)” の例文
旧字:
雜多
何れの信仰でも
雑多
(
ざった
)
な信者はある。世界の信者が其信仰を
遺憾
(
いかん
)
なく実現したら、世界は
夙
(
とう
)
に無事に苦んで居る
筈
(
はず
)
だ。天理教徒にも色々ある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
疾駆する電車、自動車、自転車、貨物自働車、その間を縫ってつづく人の流れ、それに伴奏する建物だの広告塔だのの、
雑多
(
ざった
)
な色彩、
雑多
(
ざった
)
な様式。
上野界隈
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
「うむ、お城のご
普請中
(
ふしんちゅう
)
をつけこんで、
雑多
(
ざった
)
なやつがまぎれこむようすじゃ。びしびしと
締
(
し
)
めつけて
白状
(
はくじょう
)
させい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甚
(
はなは
)
だしきは全くその意味を
異
(
こと
)
にして居るのもあり、また一つの訳本に出て居る分が
外
(
ほか
)
の本には出て居らないのもあり順序の
顛倒
(
てんとう
)
したのもあるというような訳で種々
雑多
(
ざった
)
になって居ります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
生きているひとなら力になりそうなものだが
世事
(
せじ
)
雑多
(
ざった
)
だ。生きている同士はかえって、ほんの心の友にも力にもなれない。——そこへゆくと、古人にそれを
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
呂昇
(
ろしょう
)
、
大隈
(
おおすみ
)
、
加賀
(
かが
)
、
宝生
(
ほうじょう
)
、
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(
うたざわ
)
、
追分
(
おいわけ
)
、
磯節
(
いそぶし
)
、
雑多
(
ざった
)
なものが時々余等の耳に
刹那
(
せつな
)
の
妙音
(
みょうおん
)
を伝える。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
烏帽子
(
えぼし
)
の老人、
市女笠
(
いちめがさ
)
の女、
侍
(
さむらい
)
、百姓、町人——
雑多
(
ざった
)
な人がたかって、なにか
評議
(
ひょうぎ
)
の
最中
(
さいちゅう
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
柿
(
かき
)
の木から飛びおりた
竹童
(
ちくどう
)
は、はじめてそこに人あるのを知って、
軒先
(
のきさき
)
に近より、家の中をのぞいてみると、
奥
(
おく
)
には
雑多
(
ざった
)
な
蚕道具
(
かいこどうぐ
)
がちらかっており、
土間
(
どま
)
のすみの
土
(
ど
)
べっついのまえには
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
“雑”で始まる語句
雑
雑沓
雑巾
雑魚
雑木
雑鬧
雑作
雑誌
雑言
雑人