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隠
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かくれ
ふりがな文庫
“
隠
(
かくれ
)” の例文
旧字:
隱
義人の
妝飾
(
そうしょく
)
は「髪を
辮
(
あ
)
み金を掛けまた衣〔を着〕るがごとき外面の妝飾にあらず、ただ心の内の
隠
(
かくれ
)
たる人すなわち
壊
(
やぶ
)
ることなき
柔和
(
にゅうわ
)
恬静
(
おだやか
)
なる霊」
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「いいや、いつかもお前に話したろう、俺らが
隠
(
かくれ
)
ヶ
岡
(
おか
)
で突き落されて、一ぺん死んだやつを生かしてくれたお医者さんだ」
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
清水川原
(
しみづかはら
)
は越後の入り口、
湯本
(
ゆもと
)
は信濃に越るの
嶮路
(
けんろ
)
あるのみ。
一夫
(
いつふ
)
是
(
これ
)
を守れば
万卒
(
ばんそつ
)
も
越
(
こ
)
え
難
(
がた
)
き
山間幽僻
(
さんかんいうへき
)
の地也。
里俗
(
りぞく
)
の
伝
(
つた
)
へに此地は大むかし平家の人の
隠
(
かくれ
)
たる所といふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
第二種のものは戯曲其他の部門に
隠
(
かくれ
)
て、第一種の者のみ諷刺の名を
縦
(
ほしいまゝ
)
にする者の如し。
「油地獄」を読む:(〔斎藤〕緑雨著)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
縄がキリキリと肉へ食い込んで、
身体
(
からだ
)
の各部分が
瓢箪
(
ひょうたん
)
のようになっている米友は、
隠
(
かくれ
)
ヶ
岡
(
おか
)
へ引っぱられて行く道で
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
この鼻唄は
隠
(
かくれ
)
ヶ
岡
(
おか
)
にいる時分から得意の鼻唄であります。これだけうたうと笠の紐を結び終った米友は、例の棒を取り直して、さっさとここを飛び出してしまいました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
米友は
茹
(
ゆ
)
でたようになって、
隠
(
かくれ
)
ヶ
岡
(
おか
)
のわが
荒家
(
あばらや
)
へ帰って来ると、戸棚に隠れていたお玉が出て
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それで俺らは、
隠
(
かくれ
)
ヶ
岡
(
おか
)
の上から地獄谷へ突き落されることにきまったんだ
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
隠
(
かくれ
)
ヶ
岡
(
おか
)
(
尾上山
(
おべやま
)
)に近い
荒家
(
あばらや
)
の中で
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
“隠”を含む語句
隠匿
面隠
雪隠
隠密
隠袋
隠見
神隠
隠現
隠蔽
隠岐
隠家
御隠居
隠顕
隠士
隠微
目隠
隠々
莢隠元
隠処
内隠
...