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長芋
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ながいも
ふりがな文庫
“
長芋
(
ながいも
)” の例文
あやしげな
鯛
(
たい
)
、
長芋
(
ながいも
)
のお
椀
(
わん
)
、こぶ巻、ご
馳走
(
ちそう
)
といっても、そんな程度だが、倹約家の土肥半蔵にしては、大散財のつもりなのである。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これが
昔
(
むかし
)
の
本陣
(
ほんぢん
)
だと
叔父
(
をぢ
)
が
言
(
い
)
つただゞつ
廣
(
ぴろ
)
い
中土間
(
なかどま
)
を
奧
(
おく
)
へ
拔
(
ぬ
)
けた
小座敷
(
こざしき
)
で、お
平
(
ひら
)
についた
長芋
(
ながいも
)
の
厚切
(
あつぎり
)
も、
大鮪
(
おほまぐろ
)
の
刺身
(
さしみ
)
の
新
(
あたら
)
しさも
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あのお
平
(
ひら
)
の
長芋
(
ながいも
)
のやうな、好い男の八百石取が、あんな
下司
(
げす
)
な雜言を吐かうとは、平次も豫想外だつたでせう。
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
尤も尊い御身分の方だから、お平の
長芋
(
ながいも
)
などゝ悪口が出さうだが、
左
(
と
)
に
右
(
か
)
くお美くしい、お奇麗な若殿様だ。それに学問こそお出来にならぬさうだが、小説類は何でも読んで
在
(
い
)
らツしやる。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
「どうだね」と折の
蓋
(
ふた
)
を取ると白い飯粒が裏へ着いてくる。なかには
長芋
(
ながいも
)
の
白茶
(
しらちゃ
)
に寝転んでいる
傍
(
かたわ
)
らに、
一片
(
ひときれ
)
の玉子焼が黄色く
圧
(
お
)
し
潰
(
つぶ
)
されようとして、苦し紛れに首だけ飯の境に突き込んでいる。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「ちよいとノツペリして居るのと、三千五百石の旗本の跡取といふのを餌にして、若い女の撫で斬りですよ。世間の女はまた何んだつて、あんなお
平
(
ひら
)
の
長芋
(
ながいも
)
が良いんでせう」
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ああ、もう訳はない」と
長芋
(
ながいも
)
が髯の方へ動き出した。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、
苞
(
つと
)
に入った
長芋
(
ながいも
)
を老爺にくれた。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“長芋(ナガイモ)”の解説
ナガイモ(長芋、学名: Dioscorea polystachya)は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。または、その肥大した担根体の通称である。漢名の山薬(さんやく)、薯蕷(しょよ)とも呼ばれる。
長芋、つくね芋、いちょう芋などの品種群がある。山芋(やまいも)の名で扱われる事があるが、ヤマノイモ(別名:自然薯、学名: Dioscorea japonica)とは別種。
(出典:Wikipedia)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
芋
常用漢字
中学
部首:⾋
6画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持