てっ)” の例文
旧字:
「じき、このてっさくのあちらは往来おうらいです。いってみてきましょう。」と、みつばちはこたえてびゆきました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
女の勢力というものはひどいもので私の知人の世の中を永く見た人が言うたことがある、世の中は三つのぽうで治まッておる。ひとつはてっ砲、これはマア吾々が今日新聞を取ッて見てもすぐ分る。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
もう、そらくらかったので、はなには、おとこかおがわからなかった。ただそのこえおぼえがあっただけです。公園こうえんてっさくのそと按摩あんまいてとおふえが、ほそく、きれぎれにこえてきました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)