“てっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テッ
語句割合
76.0%
12.0%
8.0%
4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はたびたび見たが、ひなやしなっている雌鶏めんどりかたわらに、犬猫いぬねこがゆくと、その時の見幕けんまく、全身の筋肉にめる力はほとんど羽衣はごろもてっして現れる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
一去、高松攻めの兵をてっし、一鞭いちべん山崎をさして、故信長のとむらい合戦に向ったときは
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女の勢力というものはひどいもので私の知人の世の中を永く見た人が言うたことがある、世の中は三つのぽうで治まッておる。ひとつはてっ砲、これはマア吾々が今日新聞を取ッて見てもすぐ分る。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
はじめて、遠方えんぽうへゆく、汽車きしゃったので心細こころぼそかったのです。まどぎわにちいさくなって、自分じぶんむらほうていると、たけちゃんや、てっちゃんが往来おうらいあそんでいる姿すがたえます。
真吉とお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)