“トホ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:とほ
語句割合
66.7%
11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春洋は、今こそまことに、トホの 関塞ミカドの防人として、夜の守り・日の衛りにつかへて、ヤスい日とてはあるまい。
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
対空射撃に出て、二夜トホさむとす
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
だが、考へると、やはり水溜りだつたので、河童の通ひ路はトホつてゐたのである。毛だらけの手が出て、臀べたを撫でたゞけでは、よく考へると、何の為にしたのか知れない。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其が、神に託せられて伝達する聖者の口をトホしてゞも、神自身発言するのとおなじ結果を表す。其が更に、聖者に代つて、神言を伝達する聖者の親近の人々の口を越しても、同様の効果を示す。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)