トホ)” の例文
春洋は、今こそまことに、トホの 関塞ミカドの防人として、夜の守り・日の衛りにつかへて、ヤスい日とてはあるまい。
鵠が音:03 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
春洋は、今こそまことに、トホの 関塞ミカドの防人として、夜の守り・日の衛りにつかへて、ヤスい日とてはあるまい。
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
匈奴フンヌ トホ遁走トンサウ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
國の版圖の上では、東にカタヨり過ぎた山國の首都よりも、太宰府は、遙かに開けてゐた。大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このトホ宮廷領ミカドを通過するのであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
國の版圖の上では、東にカタヨり過ぎた山國の首都よりも、太宰府は、遙かに開けてゐた。大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このトホ宮廷領ミカドを通過するのであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
国の版図の上では、東にカタヨり過ぎた山国の首都よりも、太宰府ダザイフは、遥かに開けてゐた。大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このトホ宮廷領ミカドを通過するのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)