“宮廷領”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミカド60.0%
みかど40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
國の版圖の上では、東にカタヨり過ぎた山國の首都よりも、太宰府は、遙かに開けてゐた。大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このトホ宮廷領ミカドを通過するのであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
國の版圖の上では、東にカタヨり過ぎた山國の首都よりも、太宰府は、遙かに開けてゐた。大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このトホ宮廷領ミカドを通過するのであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
大陸の新しい文物は、皆一度は、このとほ宮廷領みかどを通過するのであつた。唐から渡つた珍品などは、太宰府ぎりで、都へは出て来ないものが、なか/\多かつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このとお宮廷領みかどを通過するのであった。唐から渡った書物などで、太宰府ぎりに、都まで出て来ないものが、なかなか多かった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)