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金陵
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きんりょう
ふりがな文庫
“
金陵
(
きんりょう
)” の例文
そうですかい。……
金陵
(
きんりょう
)
(南京)のお生れで、そんなに諸国を歩きなすったか。そして、馬買いの叔父
御
(
ご
)
に死なれて、生業を
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それ以来僕の心の
中
(
うち
)
では、始終あの女の事を思っている。するとまた
金陵
(
きんりょう
)
へ帰ってからも、不思議に毎晩眠りさえすれば、必ずあの
家
(
うち
)
が夢に見える。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「奥さん、何も御心配なされることはありませんよ。私と一緒に
金陵
(
きんりょう
)
にお出でなさい。金陵には田地も家もあって、りっぱにくらしておりますから。」
庚娘
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
徐鉉は五代の当時、南唐に仕えて
金陵
(
きんりょう
)
に居りましたが、南唐が宋に併合されると共に、彼も宋朝に仕うる人となって、かの『太平広記』編集者の一人にも加えられて居ります。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
三年、重慶の
大竹善慶里
(
たいちくぜんけいり
)
に至りたもう。
此
(
この
)
年
(
とし
)
若
(
もし
)
くは前年の事なるべし、帝
金陵
(
きんりょう
)
の諸臣
惨死
(
さんし
)
の事を聞きたまい、
泫然
(
げんぜん
)
として泣きて曰く、我罪を神明に
獲
(
え
)
たり、諸人皆我が
為
(
ため
)
にする
也
(
なり
)
と。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
すると
金陵
(
きんりょう
)
(南京)まで
下江
(
くだ
)
る船が今夜おそく、
湓浦江
(
ほんぽこう
)
の河口から出るという日の——まだ明るい頃だった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
私
(
わたし
)
もそれは心配でしたわ。あなたは
金陵
(
きんりょう
)
の御友だちにも、やっぱり嘘をおつきなすったの。」
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
燕王これを聞き、殷に書を
遣
(
おく
)
り、
香
(
こう
)
を
金陵
(
きんりょう
)
に進むるを以て辞と
為
(
な
)
す。殷答えて曰く、進香は
皇考
(
こうこう
)
禁あり、
遵
(
したが
)
う者は孝たり、
遵
(
したが
)
わざる者は不孝たり、とて使者の
耳鼻
(
じび
)
を
割
(
さ
)
き、
峻厳
(
しゅんげん
)
の語をもて
斥
(
しりぞ
)
く。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
苗字
(
みょうじ
)
は
石
(
せき
)
、名は
秀
(
しゅう
)
。——
金陵
(
きんりょう
)
は
建康府
(
けんこうふ
)
の産で、あだ名を
※命
(
べんめい
)
(いのちしらず)三郎とよばれています」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚