“きんりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金陵66.7%
斤量22.2%
琴凌11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ以来僕の心のうちでは、始終あの女の事を思っている。するとまた金陵きんりょうへ帰ってからも、不思議に毎晩眠りさえすれば、必ずあのうちが夢に見える。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
午後、彼は気に入ったものを幾つか択り出した、長いテーブルが二つ、椅子を四つ、一そろいの香炉こうろ燭台しょくだい、一桿のかつぎ斤量きんりょう、彼は又あらゆる藁灰を欲しいというのであった。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
彼というのは馬琴ばきんの事で、昔伊勢本いせもとで南竜の中入前をつとめていた頃には、琴凌きんりょうと呼ばれた若手だったのである。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)