“金光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんくわう25.0%
こんこう25.0%
きんこう18.8%
きんびか12.5%
かなびか6.3%
かねみつ6.3%
きんぴか6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる時船ばたのりんの光の時得顔ときえがほ金光きんくわうを散らしさふらふこと、はためざましくさふらひき。カトリツクの尼君昨夜よべ紐にてりんを釣られしなど語る人もおはしき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
本箱の上に金光こんこう様がまつってある。行水から出て来ると、たらいの水に洗濯物を漬けながら、母は首でもくくりたいと云う。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
孟宗もうそうの根竹に梅花を彫った筆筒ふでづつの中に乱れさす長い孔雀くじゃくの尾は行燈あんどう火影ほかげ金光きんこう燦爛さんらんとして眼を射るばかり。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
けれど、そこにも、ここにもれるうおは、みんな黒色こくしょくのものばかりであって、一つとして金光きんびかりをはな大魚おおうおはかからなかったのでありました。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
めずらしいかいがらもあれば、金光かなびかりのするいしもあり、またりの道具どうぐもまじっていれば、かたちわったべいごまもはいっていました。
すいれんは咲いたが (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おお、これは金光かねみつ会長さん。今日は孫を二人連れてきましたわい」
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「やあ、金光きんぴかりの眼で、ギョロギョロとにらんでいるわ。おこるなおこるな、いまにえさをやるからな。余一よいち、余一、さっきのえさを持ってこい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)