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金光
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きんこう
ふりがな文庫
“
金光
(
きんこう
)” の例文
孟宗
(
もうそう
)
の根竹に梅花を彫った
筆筒
(
ふでづつ
)
の中に乱れさす長い
孔雀
(
くじゃく
)
の尾は
行燈
(
あんどう
)
の
火影
(
ほかげ
)
に
金光
(
きんこう
)
燦爛
(
さんらん
)
として眼を射るばかり。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そして、花のような女のその中にいることを想像してその内へ入った。内には
桶
(
おけ
)
の胴のような大きな白い蛇がとぐろを
捲
(
ま
)
いていた。その蛇は両眼は
灯盞
(
かわらけ
)
のように大きくて
金光
(
きんこう
)
を放って輝いていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
地平線の上に
腕
(
かいな
)
を長くさしのべなば、われは
燃
(
もゆ
)
るかの土と
紅色
(
くれない
)
の
石榴
(
ざくろ
)
とに触れもやせん。
金光
(
きんこう
)
燦爛
(
さんらん
)
たる国土かな。鳥飛ばず、曇りもえせず、色もあせざる空の下。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“金光”で始まる語句
金光教
金光燦爛
金光寺
金光様
金光樣
金光明経