“時得顔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ときえがお50.0%
ときえがほ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浅瀬あさせの波れて底なる石の相磨して声するようなり。道の傍には細流ありて、岸辺の蘆には皷子花ひるがおからみつきたるが、時得顔ときえがおにさきたり。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かかる時船ばたのりんの光の時得顔ときえがほ金光きんくわうを散らしさふらふこと、はためざましくさふらひき。カトリツクの尼君昨夜よべ紐にてりんを釣られしなど語る人もおはしき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)