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酬
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さゝ
取直して
快よく
獻つ
酬れつ
飮居たりしが何時しか日さへ
暮果て兩人共
睡眠の氣ざし
肱を
枕にとろ/\と
睡むともなしに
寢入しが早三
更の
頃靱負は
不※起上り其のまゝ爰を
三人
寄ど
文珠さへ授けぬ
奸智の
智慧袋はたいた
底の
破れかぶれ
爲術盡し
荒仕事娘に
逢すと悦ばせて
誘引出すは斯々と忽ち
極る惡計に
獻つ
酬れつ飮みながらとは云ふものゝ
此の
幕は餘り
感心せぬ事成れば
姉御と己と
鬮にせんと
紙縷捻つて差出せばお定は引て
莞爾笑ひ
矢張兄貴が當り鬮と云はれて三次は
天窓を