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酒盛
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さかも
ふりがな文庫
“
酒盛
(
さかも
)” の例文
そういうふうにして夜遅くまで
酒盛
(
さかも
)
りをしてるうちに、とうとう二人は酔いつぶれて、そこにぐっすり眠ってしまいました……。
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そのうちお
酒
(
さけ
)
が
出
(
で
)
ますと、みんなお
互
(
たが
)
いに
土器
(
かわらけ
)
のお
杯
(
さかずき
)
をうけたり、さしたり、まるで
人間
(
にんげん
)
のするとおりの、
楽
(
たの
)
しそうなお
酒盛
(
さかも
)
りがはじまりました。
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「多分明日の晩あたりはまたおめでたくこの色男にあえるだろうよ。そしてお祝いの
酒盛
(
さかも
)
りでもやるがいいやな。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
その日は
酒盛
(
さかも
)
り最中に十月ももはや二十日過ぎらしい雨がやって来た。一座六人の中には、よいきげんになっても、まだ飲み足りないという人もいた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
以前の書斎で、それぞれ椅子にかけると、またコニャックの
酒盛
(
さかも
)
りがはじまった。心がときめいているので、酒の
廻
(
まわ
)
りが早く、蘭堂はじきに酔い心地になった。
悪霊物語
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
そこには落合から行った半蔵の
弟子
(
でし
)
勝重
(
かつしげ
)
のような若い顔さえ見いだされた。そしてその東美濃の町に延胤を迎えようとする打ちくつろいだ
酒盛
(
さかも
)
りがあった。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
やがてみんなはゆうべのように木のうろの
前
(
まえ
)
に
座
(
すわ
)
って、にぎやかなお
酒盛
(
さかも
)
りをはじめました。
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「酒までたくさんそろええてくれた
志
(
こころざし
)
に
免
(
めん
)
じて、今晩はお前の家で
酒盛
(
さかも
)
りをするとしよう」
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
いつものとおりお
祈
(
いの
)
りをすましてしまいますと、
折
(
おり
)
からはぎやすすきの
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れた
秋
(
あき
)
の
野
(
の
)
の
美
(
うつく
)
しい
景色
(
けしき
)
をながめながら、
保名主従
(
やすなしゅじゅう
)
はしばらくそこに
休
(
やす
)
んで、
幕張
(
まくば
)
りの中でお
酒盛
(
さかも
)
りをはじめました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「それはありがたい。それでは
酒盛
(
さかも
)
りをはじめようか。」
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
盛
常用漢字
小6
部首:⽫
11画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽