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那
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な
ふりがな文庫
“
那
(
な
)” の例文
「だ、だん
那
(
な
)
。なにをとんでもねえこと仰っしゃって。あっしゃあ、ごらんの通り、この夏の
暑気
(
しょき
)
あたりで、うんうん、高い熱で唸って寝ている始末じゃござんせんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
青木 まず最初、卵が水面に触れたせつ
那
(
な
)
を考えましょう。水面の世界では、これが一つの点としか見えません、何しろ、水面より高いところも低い所も見えないのですから。
新学期行進曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのせつ
那
(
な
)
に、
奧
(
おく
)
さんのまぶたに一
杯
(
ぱい
)
にじんでゐた
涙
(
なみだ
)
にひよいと
氕
(
き
)
がつくと、今まで
何氕
(
なにげ
)
なさを
装
(
よそほ
)
つてゐた青木さんの心は
思
(
おも
)
はずよろめいた。青木さんはあわててイスから
立
(
た
)
ち上つた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
人この
裏
(
うち
)
に立ちて
寥々冥々
(
りようりようめいめい
)
たる四望の間に、
争
(
いかで
)
か
那
(
な
)
の世間あり、社会あり、都あり、町あることを想得べき、
九重
(
きゆうちよう
)
の天、
八際
(
はつさい
)
の地、始めて
混沌
(
こんとん
)
の
境
(
さかひ
)
を
出
(
い
)
でたりといへども、万物
未
(
いま
)
だ
尽
(
ことごと
)
く
化生
(
かせい
)
せず
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
“那”を含む語句
支那人
旦那
支那
旦那衆
那様
一刹那
那辺
那麽
那処
那方
那裏
刹那
旦那様
那地
那處
大旦那
大檀那
那奴
与那国
那家
...