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道行
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みちゆ
ふりがな文庫
“
道行
(
みちゆ
)” の例文
かれはいまさらに美穂子の姿のいっそう強い影をその心に
印
(
いん
)
しているのを予想外に思った。こういう
道行
(
みちゆ
)
きになるのはかれもかねてよく知っていたことである。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「でも、駈落ちをしたお
庇
(
かげ
)
で、無事に
生命
(
いのち
)
を助かつたんです。思つた同士は、
道行
(
みちゆ
)
きに限るのねえ。」
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それが芝居を見ると十二
単衣
(
ひとえ
)
を着て
薙刀
(
なぎなた
)
を使ってみたり、
花櫛
(
はなぐし
)
を挿して
道行
(
みちゆ
)
きをしたり、夏でもぼてぼてとした
襟裾
(
えりすそ
)
を重ねた
上﨟
(
じょうろう
)
が出て来るが、それはまったく芝居だからである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
稚
(
わか
)
ければ
道行
(
みちゆ
)
き
知
(
し
)
らじ
幣
(
まひ
)
はせむ
黄泉
(
したべ
)
の
使
(
つかひ
)
負
(
お
)
ひて
通
(
とほ
)
らせ 〔巻五・九〇五〕 山上憶良
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
道行
(
みちゆ
)
く
者
(
もの
)
も
足
(
あし
)
を
停
(
と
)
めて
感心
(
かんしん
)
して
見惚
(
みと
)
れる
位
(
くらい
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
「お六、飛んだ
道行
(
みちゆ
)
きだなア」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「でも、
駈落
(
かけお
)
ちをしたお
庇
(
かげ
)
で、
無事
(
ぶじ
)
に
生命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
かつたんです。
思
(
おも
)
つた
同士
(
どうし
)
は、
道行
(
みちゆ
)
きに
限
(
かぎ
)
るのねえ。」
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
時
(
とき
)
に、こよひの
月
(
つき
)
は、
雨空
(
あまぞら
)
に
道行
(
みちゆ
)
きをするやうなのではない。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“道行”で始まる語句
道行振
道行姿
道行触
道行合羽
道行山
道行澤