“みちゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道行88.9%
道往11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが芝居を見ると十二単衣ひとえを着て薙刀なぎなたを使ってみたり、花櫛はなぐしを挿して道行みちゆきをしたり、夏でもぼてぼてとした襟裾えりすそを重ねた上﨟じょうろうが出て来るが、それはまったく芝居だからである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
わかければ道行みちゆらじまひはせむ黄泉したべ使つかひひてとほらせ 〔巻五・九〇五〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
しろまつかげきそうな、日本橋にほんばしからきたわずかに十ちょう江戸えどのまんなかに、かくもひなびた住居すまいがあろうかと、道往みちゆひとのささやきかわ白壁町しろかべちょう
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)