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花櫛
ふりがな文庫
“花櫛”の読み方と例文
読み方
割合
はなぐし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなぐし
(逆引き)
お前さん、いま
結立
(
ゆいた
)
てと見える高島田の水の
滴
(
た
)
りそうなのに、対に照った
鼈甲
(
べっこう
)
の
花笄
(
はなこうがい
)
、
花櫛
(
はなぐし
)
——この
拵
(
こしらえ
)
じゃあ、白襟に相違ねえ。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
チッと、舌打ちをして
膨
(
ふく
)
れましたが、ふと、父が立ったあとの机に、お蝶の驚きを吸いつけたのは、見おぼえのある一枚の
花櫛
(
はなぐし
)
。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唐人髷
(
とうじんまげ
)
の、
艶
(
つや
)
やかなのと、
花櫛
(
はなぐし
)
ばかりを見せているように、うつむいてばかりいる娘は、その時顔をあげて、正面に美妙斎と眼を合わせた。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
花櫛(はなぐし)の例文をもっと
(11作品)
見る
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
櫛
漢検準1級
部首:⽊
19画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車
“花櫛”のふりがなが多い著者
水谷まさる
島崎藤村
吉川英治
長谷川時雨
柳田国男
室生犀星
泉鏡花