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けいかく
ふりがな文庫
“
計劃
(
けいかく
)” の例文
「僕等は正規の
計劃
(
けいかく
)
の外、郷愁が起る毎に、この土に護謨の苗木を、特に一列一列植えるのです。妄念を深く土中に埋めるのです」
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
今年の夏、米国シカゴ市で万国博覧会を開くその
序
(
つい
)
でに、万国宗教大会を催すと云う
計劃
(
けいかく
)
があったと聞く。
併
(
しか
)
しそれは中止になったらしい。
釈宗演師を語る
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
折角の
計劃
(
けいかく
)
が水の泡になつた上、蘆屋の方でそれ見たことかと手を叩いて笑ふであらう、もう此の上は
根較
(
こんくら
)
べをして、気が折れて来るのを待つより外に仕方がない、なあに
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
が、
何
(
なに
)
を
申
(
もう
)
しましても
女
(
おんな
)
の
細腕
(
ほそうで
)
、
力
(
ちから
)
と
頼
(
たの
)
む一
族
(
ぞく
)
郎党
(
ろうとう
)
の
数
(
かず
)
もよくよく
残
(
のこ
)
り
少
(
すく
)
なになって
了
(
しま
)
ったのを
見
(
み
)
ましては、
再挙
(
さいきょ
)
の
計劃
(
けいかく
)
の
到底
(
とうてい
)
無益
(
むやく
)
であることが
次第次第
(
しだいしだい
)
に
判
(
わか
)
ってまいりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「どうぞ落ち着いてくださいまし」成助は逆に気の毒にさえなった、「そんなにおっしゃることはございますまい、蓑賀さまはただ御
計劃
(
けいかく
)
がはずれたというだけで、破滅とか首などという——」
三悪人物語:忍術千一夜 第二話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
小野田はその妻や娘を売物にすることを
能
(
よ
)
く知っている、思附のある興行師か何ぞのような自分の
計劃
(
けいかく
)
で、成功と虚栄に
渇
(
かわ
)
いている彼女を
使嗾
(
しそう
)
する術を得たかのように、自信のある目を輝かしていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
平生は誰でも電車へ乗る。それを帰りの馬車まで待たせてある。私は、いよいよ何事かの
計劃
(
けいかく
)
のもとに今日の「海水浴場行」が企てられたものと直覚した。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
折角の
計劃
(
けいかく
)
が水の
泡
(
あわ
)
になった上、蘆屋の方でそれ見たことかと手を叩いて笑うであろう、もうこの上は
根較
(
こんくら
)
べをして、気が折れて来るのを待つより外に仕方がない、なあに
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
私の初め
計劃
(
けいかく
)
した物語の娘の創造こそ私の行くべき本道である。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
計
常用漢字
小2
部首:⾔
9画
劃
漢検準1級
部首:⼑
14画
“計”で始まる語句
計
計画
計略
計算
計畫
計策
計較
計量器
計上
計謀