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蔵蟄
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あなごもり
詩経には
男子の
祥とし、或は
六雄将軍の名を
得たるも
義獣なればなるべし。
夏は
食をもとむるの
外山蟻を
掌中に
擦着、
冬の
蔵蟄にはこれを
䑜て
飢を
凌ぐ。
牝牡同く
穴に
蟄らず、
牝の子あるは子とおなじくこもる。其
蔵蟄する所は大木の
雪頽に
倒れて
朽たる
洞(なだれの事下にしるす)又は
岩間土穴、かれが心に
随て
居る処さだめがたし。
岩壁の
裾又は
大樹の
根などに
蔵蟄たるを
捕には
圧といふ
術を
用ふ、
天井釣ともいふ。