“蔵幅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざうふく66.7%
ぞうふく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾百と云ふ蔵幅ざうふくは大抵モネ、ピサロオ、セザンヌ、シスレエ、ドガア、ルノワアル等近代名家の作家の作品で満ちて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わが蔵幅ざうふくはこの数幀のみなり。
わが家の古玩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
画のうちでは彩色さいしきを使った南画なんがが一番面白かった。惜しい事に余の家の蔵幅ぞうふくにはその南画が少なかった。子供の事だから画の巧拙こうせつなどは無論分ろうはずはなかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)