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南画
ふりがな文庫
“南画”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なんが
66.7%
なんぐわ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんが
(逆引き)
青絵というのは、
染付
(
そめつけ
)
のことで、
呉須土
(
ごすど
)
で
描
(
か
)
いた
南画
(
なんが
)
めいた構図で、よく
寒山拾得
(
かんざんじっとく
)
のような人物や
山水
(
さんすい
)
などが、達筆に密画でなく描かれていた。
九谷焼
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
画のうちでは
彩色
(
さいしき
)
を使った
南画
(
なんが
)
が一番面白かった。惜しい事に余の家の
蔵幅
(
ぞうふく
)
にはその南画が少なかった。子供の事だから画の
巧拙
(
こうせつ
)
などは無論分ろうはずはなかった。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
南画(なんが)の例文をもっと
(4作品)
見る
なんぐわ
(逆引き)
これは
南画
(
なんぐわ
)
だ。
蕭々
(
せうせう
)
と
靡
(
なび
)
いた竹の上に、消えさうなお前が
揚
(
あが
)
つてゐる。黒ずんだ
印
(
いん
)
の字を読んだら、
大明方外之人
(
たいみんはうぐわいのひと
)
としてあつた。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
江東梅園も
臥龍梅
(
ぐわりゆうばい
)
と一しよに滅びてしまつてゐるであらう。
水田
(
すゐでん
)
や
榛
(
はん
)
の木のあつた
亀井戸
(
かめゐど
)
はかう云ふ梅の名所だつた為に
南画
(
なんぐわ
)
らしい
趣
(
おもむき
)
を具へてゐた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
南画(なんぐわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“南画”の解説
南画(なんが)とは、中国の南宗画に由来し、これを日本的に解釈した絵画であり、江戸時代中期以降に発展をみた絵画様式である。文人画(ぶんじんが)ともいう。絵画のみならず、漢詩や俳句といった詩(言語芸術)と、それを記した書である画賛(視覚芸術)を組み合わせた芸術であるが、絵のみで成立していることも多い。本項では、日本における文人画については特に断りのないかぎり南画として言及する。
(出典:Wikipedia)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
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