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茜木綿
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あかねもめん
ふりがな文庫
“
茜木綿
(
あかねもめん
)” の例文
白木綿と
茜木綿
(
あかねもめん
)
の布で、これでできる限り幾多の
旗幟
(
はたのぼり
)
がこしらえられ、同時に、どこでどう探したのか陣鐘、陣太鼓の古物が見つけられ
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
始末のよい叔母は、
田舎住居
(
いなかずまい
)
のそのころから持ち越して来た、
茜木綿
(
あかねもめん
)
や麻の葉の型のついた着物をまた
古葛籠
(
ふるつづら
)
の底から引っ張り出して来て眺めた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
と
震聲
(
ふるへごゑ
)
で、
慌
(
あわ
)
てて、むつちりした
乳
(
ちゝ
)
の
下
(
した
)
へ、
扱帶
(
しごき
)
を
取
(
と
)
つて
卷
(
ま
)
きつけながら、
身體
(
からだ
)
ごとくる/\と
顛倒
(
てんだう
)
して
𢌞
(
まは
)
る
處
(
ところ
)
へ、づかと
出
(
で
)
た
母親
(
はゝおや
)
は
驚
(
おどろ
)
いて、
白晝
(
まつぴるま
)
の
茜木綿
(
あかねもめん
)
、それも
膝
(
ひざ
)
から
上
(
うへ
)
ばかり。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今ちょッと遊びにでも来た者のような気がした,するとまた娘の姿が自分の目には、
洗
(
あら
)
い
晒
(
ざら
)
しの
針目衣
(
はりめぎぬ
)
を着て、
茜木綿
(
あかねもめん
)
の
襷
(
たすき
)
を掛けて、糸を採ッたり
衣
(
きぬ
)
を織ッたり、
濯
(
すす
)
ぎ洗濯、きぬた打ち
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
又まづしきものゝわらべらは五七人十人
余
(
よ
)
も
党
(
たう
)
をなし、
茜木綿
(
あかねもめん
)
の
頭巾
(
づきん
)
にあさぎのへりをとりたるをかむり、かの
斗棒
(
とぼう
)
を一本さし、かの
二
(
ふた
)
神を柳こりに入れて首にかけ〽さいの神くわんじん
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
茜木綿
(
あかねもめん
)
のたッつけを
穿
(
は
)
き、
蝦蟇
(
がま
)
の形をいたして
居
(
お
)
るものを頭に冠り、
裳
(
すそ
)
の処に
萌黄木綿
(
もえぎもめん
)
のきれが附いて居ますから、
角兵衛獅子形
(
かくべえじしがたち
)
で、此の者を、町内の寄合場所へ村の世話人が附いて
招待
(
しょうだい
)
致し
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又まづしきものゝわらべらは五七人十人
余
(
よ
)
も
党
(
たう
)
をなし、
茜木綿
(
あかねもめん
)
の
頭巾
(
づきん
)
にあさぎのへりをとりたるをかむり、かの
斗棒
(
とぼう
)
を一本さし、かの
二
(
ふた
)
神を柳こりに入れて首にかけ〽さいの神くわんじん
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
茜
漢検準1級
部首:⾋
9画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
綿
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
“茜”で始まる語句
茜
茜色
茜染
茜裏
茜茶屋
茜空
茜草
茜部
茜草指