老爺ぢゞい)” の例文
ひかけて、左右さいうる、とほりくさばかりではく、だまつて打傾うちかたむいて老爺ぢゞいた。それを、……雪枝ゆきえたしか面色おもゝちであつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雪枝ゆきえ老爺ぢゞいこれかたとき濠端ほりばたくさ胡座あぐらした片膝かたひざに、握拳にぎりこぶしをぐい、といてはら波立なみたつまで気兢きほつてつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、ちよこなんとした割膝わりひざの、真中まんなかどころへあごえて、啣煙管くはへぎせるじつながめる。……老爺ぢゞいまへ六尺ろくしやくばかりくさへだてゝ、青年わかものはばつたりひざいて、げた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)