“割膝”の読み方と例文
読み方割合
わりひざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、出ると大きく成つて、ふやけたやうに伸びて、ぷるツと肩を振つて、継ぎはぎの千草ちぐさ股引ももひき割膝わりひざで、こくめいに、枯蘆かれあしなかにかしこまる。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
部屋頭が、割膝わりひざでそそり出てきて
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と、ちよこなんとした割膝わりひざの、真中まんなかどころへあごえて、啣煙管くはへぎせるじつながめる。……老爺ぢゞいまへ六尺ろくしやくばかりくさへだてゝ、青年わかものはばつたりひざいて、げた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)