“老爺様”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じいさん50.0%
おじいさん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こう老爺様じいさんまあ待ちねえ、婆様ばあさんちょいと。」と呼留めて、売溜うりだめの財布より銅貨四銭取出とりいだし、二人の手にわかち与えて
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婦人おんなは気色を変えて、「老爺様じいさん。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たかがぽんぽちまい少々で命と取換えてたまるものか。私はもとより忠義でないが恩知らずとはいいなさんな。するだけのことをすれば可いのさ。何と老爺様おじいさん一言も無かろうね。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)