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練兵場
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れんぺいじょう
ふりがな文庫
“
練兵場
(
れんぺいじょう
)” の例文
身を投じた紫玉の助かつて居たのは、
霊沢金水
(
れいたくこんすい
)
の、
巌窟
(
がんくつ
)
の奥である。うしろは五十万坪と
称
(
とな
)
ふる
練兵場
(
れんぺいじょう
)
。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
寺林というのは今は
練兵場
(
れんぺいじょう
)
の北のはじになっていますが野原の中でいちばん
奇麗
(
きれい
)
な
所
(
ところ
)
でした。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
余等は市街を出ぬけ、石狩川を渡り、近文のアイヌ部落を遠目に見て、第七師団の
練兵場
(
れんぺいじょう
)
を横ぎり、車を下りて
春光台
(
しゅんこうだい
)
に上った。春光台は江戸川を除いた旭川の
鴻
(
こう
)
の
台
(
だい
)
である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
足下
(
あしもと
)
には、広い
城
(
しろ
)
が
玩具
(
おもちゃ
)
のように小さくなって、
一足
(
ひとあし
)
に
跨
(
また
)
げそうでした。
庭
(
にわ
)
や
森
(
もり
)
や
城壁
(
じょうへき
)
や
堀
(
ほり
)
などが、
一目
(
ひとめ
)
に見て取れて、
練兵場
(
れんぺいじょう
)
の
兵士
(
へいし
)
たちが、
蟻
(
あり
)
の
行列
(
ぎょうれつ
)
くらいにしか思われませんでした。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
寺は青山
練兵場
(
れんぺいじょう
)
を横切って兵営の裏手なる
千駄
(
せんだ
)
ヶ
谷
(
や
)
の一隅に残っていたが、堂宇は見るかげもなく改築せられ、境内狭しと建てられた
貸家
(
かしや
)
に、松は愚か庭らしい
閑地
(
あきち
)
さえ見当らなかった。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
野原は今は
練兵場
(
れんぺいじょう
)
や
粟
(
あわ
)
の
畑
(
はたけ
)
や
苗圃
(
なえばたけ
)
などになってそれでも
騎兵
(
きへい
)
の馬が光ったり、白いシャツの人が
働
(
はたら
)
いたり、汽車で通ってもなかなか
奇麗
(
きれい
)
ですけれども、前はまだまだ立派でした。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
練
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“練”で始まる語句
練
練絹
練塀
練馬
練習
練塀小路
練衣
練磨
練物
練道