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納
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をさま
ふりがな文庫
“
納
(
をさま
)” の例文
「飛んでもない、お吉さんは何んにも知つちやゐません。それより吟味與力のお家から、繩付を出して其
納
(
をさま
)
りが何うなると思ひます」
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
光悦寺
(
くわうえつじ
)
へ行つたら、本堂の横手の松の中に小さな家が二軒立つてゐる。それがいづれも妙に
納
(
をさま
)
つてゐる所を見ると、物置きなんぞの類ではないらしい。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
とり
敢
(
あ
)
へず本署に電話をかけた、署長はじめ自動車で来ると云つてゐたから、まごまごしてゐるうちには着くだらう、さうなるとこのまゝでは
納
(
をさま
)
りがつかなくなる
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
……
景色
(
けしき
)
は
何
(
ど
)
うだ、と
聞
(
き
)
かれて
悪
(
わる
)
いと
言
(
い
)
ふものもなからうし……
唯
(
たゞ
)
よかつたよ、とだけぢや、
君
(
きみ
)
たちの
方
(
はう
)
も
納
(
をさま
)
るまいけれども、
何
(
なに
)
しろ、
私
(
わたし
)
には、
松島
(
まつしま
)
は
見
(
み
)
ても
松島
(
まつしま
)
を
論
(
ろん
)
ずる
資格
(
しかく
)
はないのだよ。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そして
暫
(
しばら
)
く
枕
(
まくら
)
についてからも
皷動
(
こどう
)
が
納
(
をさま
)
らなかつた。
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
▼ もっと見る
「旦那、お芽出たうおます。……芽出たい言うても、手付けは三年も昔に
納
(
をさま
)
つたるんやもん。……お時さんのお父つあんも、毒性な人や、手付けだけ取つといて、尻食ひ觀音はなア。……そいでもまア話が附いて好かつた。」
父の婚礼
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
平次の高笑ひに吹飛ばされたやうに、ガラツ八は
納
(
をさま
)
りの惡い顏を、次の間へ引込めて了ひました。
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
納
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
“納”を含む語句
維納
結納
嘉納
受納
納所
納涼
出納
維也納
納受
納屋
納豆
見納
中納言
帰納的
納経
御結納
納物
取納
納戸
納得
...