立會たちあひ)” の例文
新字:立会
おさるゝに九郎兵衞仰の通りなりと答へしかば大岡殿コリヤ村役人周藏木祖兵衞惣内夫婦横死わうしの節檢使けんし立會たちあひの上にて其方共も改めたで有ん兩人の死骸しがい如何いかゞなりやと有に周藏木祖兵衞は首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
老中間部まなべ越前守殿同井上ゐのうへ河内守殿同久世くぜ大和守殿同大久保おほくぼ長門守殿若年寄わかどしより石川近江守殿同黒田豐前守殿同土岐とき丹後守殿なり右の人々ひと/″\立會たちあひ嘉川家一件種々いろ/\評議是ある所土岐丹後守殿進み出られ今度の一條主税之助儀先一おうよろしからぬやうに聞ゆれども又逐電ちくでんせし用人共も合點がてんゆかざる儀なり金子きんす盜取ぬすみとり候罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
請取うけとり其後兩人にて逃亡かけおちいたさんとあるゆゑ一座の者共大いにおどろき惣内もつひに一言もなく閉口へいこういたし候と申ければ大岡殿シテ其文は其方今に所持しよぢいたして居るかと云はるゝに藤八いへ其後村中役人立會たちあひ相談さうだんの上里の離縁状にそへて惣内方へ遣したりと云に大岡殿然らば九郎兵衞が申立とは大いに相違さうゐいたし居なり此義節は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)