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礫
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はりつけ
ふりがな文庫
“
礫
(
はりつけ
)” の例文
切支丹ならば
御法度
(
ごはっと
)
も御法度の上に、その身は
礫
(
はりつけ
)
、
家蔵身代
(
いえくらしんだい
)
は
闕所
(
けっしょ
)
丸取られと相場が決まっているんだから、——おお、苦しい! 太夫水を
旗本退屈男:04 第四話 京へ上った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
魔の女め、姿まで
調
(
ととの
)
えた。あれに(
肱
(
ひじ
)
長く森を
指
(
さ
)
す)
形代
(
かたしろ
)
を
礫
(
はりつけ
)
にして、釘を打った杉のあたりに、
如何
(
いか
)
ような
可汚
(
けがらわ
)
しい
可忌
(
いまいま
)
しい
仕掛
(
しかけ
)
があろうも知れぬ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「信長は岡崎まで御出馬あるぞ、城之介殿は
八幡
(
はちまん
)
まで、家康信長は野田へ移らせ給いてあり、城堅固に持ちたまえ、三日の
裡
(
うち
)
運を開かせ給うべし」と叫んで、
礫
(
はりつけ
)
にせられたのは
長篠合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
足はわずかに木のこぶにささえ、からだは
注連縄
(
しめなわ
)
で
巻
(
ま
)
かれたまま、
礫
(
はりつけ
)
のように木の
幹
(
みき
)
へしばりつけられた。目はもちろん、白い
布
(
ぬの
)
で、かくされていてかえってよいかも知れなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手代
(
てだい
)
茂右衛門
(
もえもん
)
と不義
顕
(
あらわ
)
れ、すなわち引廻し
礫
(
はりつけ
)
になりまする処を、記したのでありまして。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
この
願
(
ねがい
)
を聞届け遣わされりゃ、殺されても、俺、
礫
(
はりつけ
)
になっても
可
(
え
)
えのですだで。国手。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“礫”の解説
礫(䃯、れき、つぶて、こいし)は、小さい石、小石である。「礫」には様々な定義があるが(#大きさによる分類参照)、本項では特に断りのない限り、砂、ゴマ粒よりも大きく、握り拳大程度までの大きさの石について述べる。
(出典:Wikipedia)
礫
漢検1級
部首:⽯
20画
“礫”を含む語句
砂礫
瓦礫
石礫
礫川
小礫
火山礫
飛礫
礫道
磧礫
沙礫
火山礫層
雪礫
人礫
紙礫
礫刑
石飛礫
紙飛礫
天狗礫
巨礫
礫岩
...