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雪礫
ふりがな文庫
“雪礫”の読み方と例文
読み方
割合
ゆきつぶて
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆきつぶて
(逆引き)
追手
(
おって
)
は
漸次
(
しだい
)
に
人数
(
にんず
)
を増して、前から
後
(
うしろ
)
から雪を丸めて投げた。
此
(
こ
)
の
雪礫
(
ゆきつぶて
)
を防ぐ手段として、重太郎も屋根から石を投げた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
世間も構わず傍若無人、と思わねばならないのに、俊吉は別に
怪
(
あやし
)
まなかった。それは、懐しい、恋しい情が
昂
(
あが
)
って、路々の
雪礫
(
ゆきつぶて
)
に目が
眩
(
くら
)
んだ次第ではない。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と叫ぶと覆面の武士すなわち葉之助は踵を返し、
脱兎
(
だっと
)
のように逃げ出した。とたんに「かっ」という気合が掛かり、傘の武士の右手から
雪礫
(
ゆきつぶて
)
が繰り出された。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
雪礫(ゆきつぶて)の例文をもっと
(4作品)
見る
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
礫
漢検1級
部首:⽯
20画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪隠
雪解
雪白
雪踏
雪舟
雪沓
“雪礫”のふりがなが多い著者
丘丘十郎
国枝史郎
海野十三
泉鏡花
岡本綺堂