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矢竹
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やたけ
ふりがな文庫
“
矢竹
(
やたけ
)” の例文
送
(
おく
)
らば
悲
(
かな
)
しきことの
來
(
こ
)
んは
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
なり
聞
(
き
)
かせて
心配
(
しんぱい
)
さするも
憂
(
う
)
ければ
頼
(
たの
)
むは
彼
(
か
)
の
人
(
ひと
)
の
力
(
ちから
)
のみ
男
(
をとこ
)
の
智慧
(
ちゑ
)
には
良
(
よ
)
き
考
(
かんが
)
へもなからずやと
思
(
おも
)
ひたてば
心
(
こゝろ
)
は
矢竹
(
やたけ
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
だが
発砲
(
はっぽう
)
すると次郎とコスターにあたるかもしれない。心は
矢竹
(
やたけ
)
にはやれども、いまやどうすることもできない。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
心は
矢竹
(
やたけ
)
にはやれどもわれ人ともに必死の場合とて、どうすることも出来ないのでした。
幕末維新懐古談:14 猛火の中の私たち
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
母上の病気全く
癒
(
い
)
えければ、
児
(
じ
)
を見たき心の
矢竹
(
やたけ
)
にはやり来て、今は思ひ
止
(
とま
)
るべくもあらねば、吾れにもあらず、
能
(
よ
)
き程の口実を設けて帰京の
旨
(
むね
)
を告げ、且つ
妾
(
せふ
)
も思ふ
仔細
(
しさい
)
あれば
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
が、心は
矢竹
(
やたけ
)
に
遄
(
はや
)
っても
彼女
(
かれ
)
は
矢
(
や
)
はり女である。
村境
(
むらざかい
)
まで来る
中
(
うち
)
に、遂に重太郎の姿を見失ったのみか、我も
大浪
(
おおなみ
)
のような
雪風
(
ゆきかぜ
)
に吹き
遣
(
や
)
られて、
唯
(
と
)
ある
茅葺
(
かやぶき
)
屋根の軒下に
蹉
(
つまず
)
き倒れた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
児を見たき心の
矢竹
(
やたけ
)
にはやり来て、今は思い止まるべくもあらねば、われにもあらず、
能
(
よ
)
きほどの口実を設けて帰京の
旨
(
むね
)
を告げ、かつ妾も思う
仔細
(
しさい
)
あれば、遠からず父上母上を迎え取り
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“矢竹(ヤダケ)”の解説
ヤダケ(矢竹)は常緑多年生のタケ亜科の植物。タケ(竹)と付いているが、成長しても皮が桿を包んでいるため笹に分類される(大型のササ類)。種名は矢の材料となることから。本州以西原産で四国・九州にも分布する。別名ヘラダケ、シノベ、ヤジノ、シノメ。
(出典:Wikipedia)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
“矢竹”で始まる語句
矢竹心
矢竹蔵