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真黒
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まくろ
ふりがな文庫
“
真黒
(
まくろ
)” の例文
伊太利亜
(
イタリア
)
名家の
画
(
えが
)
ける絵のほとんど
真黒
(
まくろ
)
になりたるを掛けあり。壁の
貼紙
(
はりがみ
)
は明色、ほとんど白色にして
隠起
(
いんき
)
せる模様
及
(
および
)
金箔
(
きんぱく
)
の装飾を施せり。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
蜀紅
(
しょくこう
)
の
錦
(
にしき
)
と言う、
天蓋
(
てんがい
)
も広くかかって、
真黒
(
まくろ
)
き
御髪
(
みぐし
)
の
宝釵
(
ほうさい
)
の玉一つをも
遮
(
さえぎ
)
らない、
御面影
(
おんおもかげ
)
の
妙
(
たえ
)
なること、
御目
(
おんまな
)
ざしの美しさ、……申さんは
恐多
(
おそれおお
)
い。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
流
(
ながれ
)
めての方にて折れ、こなたの
陸
(
くが
)
膝がしらの如く出でたるところに田舎家二、三軒ありて、
真黒
(
まくろ
)
なる粉ひき車の輪
中空
(
なかぞら
)
に
聳
(
そび
)
え、ゆん
手
(
で
)
には水に
枕
(
のぞ
)
みてつき出したる
高殿
(
たかどの
)
の
一間
(
ひとま
)
あり。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
汽車
(
きしや
)
ぞ
来
(
く
)
る、
汽車
(
きしや
)
ぞ
来
(
く
)
る、
真黒
(
まくろ
)
げに夢とどろかし
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
真黒
(
まくろ
)
の
鰭
(
ひれ
)
のひたうへに、沈々として眠るのみ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
その
下
(
もと
)
に
真黒
(
まくろ
)
なる
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
喘
(
あへ
)
ぎ曳き来る
真黒
(
まくろ
)
なる
火薬
(
くわやく
)
の
車輌
(
くるま
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
このとき、
玻璃
(
はり
)
も
真黒
(
まくろ
)
に
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
真黒
(
まくろ
)
なる
帷
(
とばり
)
は落ちぬ。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
真黒
(
まくろ
)
に
滴
(
した
)
る音ささと
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
深沈
(
しんちん
)
の
極
(
きは
)
み
真黒
(
まくろ
)
に
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
“真黒”で始まる語句
真黒闇
真黒暗
真黒焦
真黒々
真黒牛
真黒羅紗