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相半
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あひなかば
ふりがな文庫
“
相半
(
あひなかば
)” の例文
前にも云つたやうに、将軍の一行には蘭方医と漢方医とが
相半
(
あひなかば
)
してゐた。其人物の貫目より視ても、両者は
輒
(
たやす
)
く
軒輊
(
けんち
)
すべからざるものであつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
天井には紅白の硝子燈を
弔
(
つ
)
りたれど、わざと明闇
相半
(
あひなかば
)
して處々蔭多からしめたり。室は假の庭園なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
放
(
はな
)
れ
成佛
(
じやうぶつ
)
得度
(
とくど
)
なすとも
云
(
いふ
)
何樣
(
なにさま
)
善惡
(
ぜんあく
)
相半
(
あひなかば
)
すべし偖も源八は彼の與八に暇の
出
(
いで
)
たるは我故なり今は
云寄
(
いひよる
)
手蔓
(
てづる
)
もなく成りしかば通仙夫婦の者に
遺恨
(
ゐこん
)
を
晴
(
はら
)
さばやと思ひて
竊
(
ひそか
)
に
鹿
(
しか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是
(
こ
)
は
天然
(
てんねん
)
に
阴阳
(
いんやう
)
の
気運
(
きうん
)
に
属
(
しよく
)
する所ならんか。
件
(
くだん
)
の
如
(
ごと
)
く雪中に糸となし、雪中に
織
(
お
)
り、雪水に
洒
(
そゝ
)
ぎ、雪上に
曬
(
さら
)
す。雪ありて
縮
(
ちゞみ
)
あり、されば越後縮は雪と人と
気力
(
きりよく
)
相半
(
あひなかば
)
して
名産
(
めいさん
)
の名あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相撲
相好
相談
相槌
相貌
相模