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白色
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はくしょく
ふりがな文庫
“
白色
(
はくしょく
)” の例文
鉄が熔けるときに流れ出すあの
灼
(
や
)
けきったような
杏色
(
あんずいろ
)
とも
白色
(
はくしょく
)
とも区別のつかない
暈光
(
きこう
)
が、一尺ほどの
紐状
(
ひもじょう
)
になって、急速に落下してくる。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
食堂は二十間に八間の長方形にて周囲は
紅葉流
(
もみじなが
)
しの
幔幕
(
まんまく
)
を張詰め、天井には牡丹形の
紅
(
こう
)
黄
(
おう
)
白色
(
はくしょく
)
常盤
(
ときわ
)
の緑を
点綴
(
てんてつ
)
す。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
さればかの
黒色
(
こくしょく
)
と
白色
(
はくしょく
)
との強き対照によりて有名なる
雪中相合傘
(
せっちゅうあいあいがさ
)
の図の如きは
両個
(
りょうこ
)
の人物共に
頭巾
(
ずきん
)
を
冠
(
かぶ
)
れるがため男女の区別全く判明しがたきものとはなれり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
葉を
検
(
けん
)
して見ると、バナナの方が
葉質
(
ようしつ
)
がじょうぶで葉裏が
白粉
(
はくふん
)
を
帯
(
お
)
びたように
白色
(
はくしょく
)
を
呈
(
てい
)
しており、そして
花穂
(
かすい
)
の
苞
(
ほう
)
が
暗赤色
(
あんせきしょく
)
であるから、わがバショウの葉の
裏面
(
りめん
)
が緑色で
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
帰路※別に出でたるに、土人小屋あり、
一人
(
いちにん
)
の住する無きも、傍らに熊送りの為め
熊頭
(
ゆうとう
)
を木に刺して久しく晒したるを以て
白色
(
はくしょく
)
となれる数個を見たり。珍らしく覚えて一個を携え帰れり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
▼ もっと見る
然れども当時の板画は
悉
(
ことごと
)
く単色の
墨摺
(
すみずり
)
にして
黒色
(
こくしょく
)
と
白色
(
はくしょく
)
との対照を主とし、これに
丹
(
たん
)
及び
黄色
(
おうしょく
)
褐色
(
かっしょく
)
等を添付したれども、こは墨摺の
後
(
あと
)
に筆を以て補色したるものなるが故に
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その
花容
(
かよう
)
、
花色
(
かしょく
)
すこぶる多様で、紅色、紫色、
白色
(
はくしょく
)
、黄色などのものがあり、また
一重咲
(
ひとえざ
)
き、
八重咲
(
やえざ
)
きもあって、その
満開
(
まんかい
)
を望むと
吾人
(
ごじん
)
はいつも、その花の
偉容
(
いよう
)
、その花の
華麗
(
かれい
)
に
驚嘆
(
きょうたん
)
を禁じ得ない。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“白色”の意味
《名詞》
白色(はくしょく)
白い色。
革命に対抗する行動や勢力。
(出典:Wiktionary)
“白色(
白
)”の解説
白(しろ)またはホワイトは、全ての色の可視光線が乱反射されたときに、その物体の表面を見たヒトが知覚する色である。白色(ハクショク、しろいろ)は同義語。無彩色で、膨張色の一つである。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“白色”で始まる語句
白色檣燈
白色巡洋艦
白色燈
白色球燈
白色光
白色人種
白色地下茎