“はくしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
白色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉をけんして見ると、バナナの方が葉質ようしつがじょうぶで葉裏が白粉はくふんびたように白色はくしょくていしており、そして花穂かすいほう暗赤色あんせきしょくであるから、わがバショウの葉の裏面りめんが緑色で
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
帰路※別に出でたるに、土人小屋あり、一人いちにんの住する無きも、傍らに熊送りの為め熊頭ゆうとうを木に刺して久しく晒したるを以て白色はくしょくとなれる数個を見たり。珍らしく覚えて一個を携え帰れり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
然れども当時の板画はことごとく単色の墨摺すみずりにして黒色こくしょく白色はくしょくとの対照を主とし、これにたん及び黄色おうしょく褐色かっしょく等を添付したれども、こは墨摺のあとに筆を以て補色したるものなるが故に
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)