ふす)” の例文
スウェーデンでは五月節日メイデイに妖巫黒兎をして近隣の牛乳を搾り取らしむると信じ、牛を牛小舎に閉じ籠め硫黄でふすべてこれをふせぐ。
用意よういをはればたゞちにはしりて、一本榎いつぽんえのきうろより數十條すうじふでうくちなはとらきたり、投込なげこむと同時どうじ緻密こまかなるざるおほひ、うへにはひし大石たいせきき、枯草こさうふすべて、したより爆※ぱツ/\けば
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ふすぐれた軸には、岩塊いわころに竹などが描かれてあった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ベーカーの説に、かかるへた紅海にも産し、ある海藻とともに諸香に合せ婦女の身をふすぶると、猫に天蓼またたびほど男子を惹きくる由。
一八七二年の末セカンドラ孤児院報告に十歳ほどの男児が狼窠よりふすべ出された事を載せた。
日本でもこの風を移してこの日小松を引いて松明たいまつを作り鼠をふすべて年内の鼠害を禁じたのが子の日に小松を引いた起りで、後には鼠燻しは抜きとなり、専ら小松をえて眺め飲み遊ぶに至ったので