“銀燻”の読み方と例文
読み方割合
ぎんいぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
く空も、どんよりと銀燻ぎんいぶしのようににぶく、もみや松や雑草の、しめッぽい暗緑色につつまれた山蔭——。そこにサメザメと泣いている女は、井の字がすりの着物をきていた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)