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こ
次の
日土は
能く
水を
引いて
居て
程よく
溲ねられた。
勘次はおつぎに
其の
泥を
盥へ
運ばせて
置いて
不器用な
手もとで
塗つた。
卯平は
猶も
篠で
編み
残した
箇所を
拵へて
居た。
勘次は
其の
序に
餘計な
藁を
切つた。
土は
畢の
日の
夕方に
周圍に
土手のやうな
輪を
拵へて
其處に
水を
打つてはぐちや/\と
足で
溲ねながら
刻んだ
藁を
撒いては
踏み
込んでさうして一
晩置いた。
粘土を
溲ねのすさびにかゞる手を見せて泣かすなそのはし妻を