淺瀬あさせ)” の例文
新字:浅瀬
中央ちうあうおほきなからつゞ淺瀬あさせさゝへられてふねいつもところへはけられなくつてる。たゞ一人ひとり乘客じようかくである勘次かんじ船頭せんどう勝手かつてところへおろされたやうにおもつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たとへには三歳兒みつご淺瀬あさせひますけれど、わたし一生いつしやうをしへたのはまだものはないあかばうでした。
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
淺瀬あさせすべなきわづらひの
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
鬼怒川きぬがは淺瀬あさせこほりとざされて、やがこほりかたまりながれたといふうはさつたことがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)