水筒すいとう)” の例文
ちょうどみなさんが遠足えんそくくときにもちひる水筒すいとうおなじものでありますが、これははじめはけだものかはつくつた水袋みづぶくろからそのかたちたのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
羽黒は、リュックを背中からおろして、さっそく水筒すいとうの中に入れている葡萄酒をとりだし、ニュウムのコップについで、博士の口の中へ流しこんだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いちばん年上の男は腰帯こしおび水筒すいとうを下げ、頭のそばにはパン種のはいらないパンをいれたふくろをもっていましたが、この男がつえで砂の上に正方形をえがいて
ああしまった。ぼく、水筒すいとうを忘れてきた。スケッチ帳も忘れてきた。けれど構わない。もうじき白鳥の停車場だから。ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川の遠くを
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
兵糧ひょうろう係のかれはぬけめなく、水筒すいとうにいっぱいつめこんだ。ぼくらも思い思いに顔をあらった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
竹の水筒すいとうである。金若は帝がお手に取ったのを見ると、後ろの板敷きへ、あとずさった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水筒すいとうの水をすこしのんでから、源一は腰をかがめて、焼けあとの一坪を整理にかかった。石ころと灰と分け、そして元の固い地面を出すつもりだった。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これはちょうど今日こんにちあるみにゅーむせい水筒すいとうおなじようにみづれてげたものにちがひはありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ぼく、水筒すいとうわすれてきた。スケッチちょうわすれてきた。けれどかまわない。もうじき白鳥の停車場ていしゃばだから。ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川の遠くをんでいたって、ぼくはきっと見える
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
腰にさげていた青竹の水筒すいとうを解いて
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玉太郎は水筒すいとう一つ、缶詰一つもちあわせていない。前途を考えると。暗澹あんたんたるものであった。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そんなことは、べつにかんしんすることはないさ。コレラのはやる土地へいくには、かならず、水を水筒すいとうに入れてもっていくのと同じことだ。これからは、防毒面なしでは、外があるけないよ」
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
伯爵にもすすめたが、彼はそれをことわって、腰にさげていた水筒すいとうから少しばかり液体をコップの形をしたふたにとって、口の中へほうりこんで、目をぱちぱちさせた。強いブランデー酒らしい。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)