此家このいゑ)” の例文
此家このいゑをばいゑとおもふべからず、立歸たちかへらるゝものおもふな、つみはおのづからりたるべし、はやて、とあるに、れはあまりのお言葉ことばわれわることあらばなにとて小言こごとたまはぬ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
にはたすくるひとし、此小このちいさきすてたまふに仔細わけはあるまじ、美事みごとすてゝ此家このいゑきみものにしたまふおか、りて見給みたまへ、れをばてゝ御覽ごらんぜよ、一ねん御座ござりまするとて、はたと白睨にらむを
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)