歎美たんび)” の例文
ずゐ文帝ぶんてい宮中きうちうには、桃花たうくわよそほひあり。おもむき相似あひにたるものなりみないろてらちようりて、きみこゝろかたむけんとする所以ゆゑんあへ歎美たんびすべきにあらずといへども、しかれどもこゝろざし可憐也かれんなり
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
燕王をして、丘将軍の功は我これを知る、と歎美たんびせしむるに至る。故に王の功臣を賞するに及びて、福そのしゅたり、淇国公きこくこうほうぜらる。その将士の鷙悍驁雄しかんごうゆうの者も、またはなはすくなからず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)