星霜つきひ)” の例文
それでもこのなが星霜つきひあいだにはなにやとあとからあとからさまざまの事件こといてまいり、とてもその全部ぜんぶ御伝おつたえするわけにもまいりませぬ。
それからかぞえてももうずいぶんの星霜つきひつもったであろう。一たん神木しんぼくとなってからは、勿体もったいなくもこのとおみき周囲しゅうい注連縄しめなわりまわされ、誰一人たれひとりさえれようとせぬ。
四百ねんといえば現世げんせでは相当そうとうなが星霜つきひでございますが、不思議ふしぎなものでこちらではさほどにもかんじませぬ。多分たぶんそれは凝乎じっ精神こころしずめて、無我むが状態じょうたいをつづけて期間あいだおおせいでございましょう。