トップ
>
排列
>
はいれつ
ふりがな文庫
“
排列
(
はいれつ
)” の例文
もちろん各楽章の
排列
(
はいれつ
)
は転倒し、また変形しているとはいえ、二つの主題が
交
(
かわ
)
る
交
(
がわ
)
るに起伏出没していることまで、何とソナータの形式に似通っていることであろう。
チェーホフの短篇に就いて
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
されどその句を見るに
徒
(
いたずら
)
に多きを
貪
(
むさぼ
)
る者の如く平凡陳腐の句も
剽窃
(
ひょうせつ
)
の句も
構
(
かま
)
はずやたらに
排列
(
はいれつ
)
せられたるはやや厭はしく感じ申候。また一題百句など
数多
(
あまた
)
寄せらるる人も有之候。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
中津へ移住する江戸の定府藩士は妻子と共に大都会の軽便流を田舎藩地の中心に
排列
(
はいれつ
)
するの
勢
(
いきおい
)
なれば、すでに
惰弱
(
だじゃく
)
なる
田舎
(
いなか
)
の士族は、あたかもこれに
眩惑
(
げんわく
)
して、ますます
華美
(
かび
)
軽薄
(
けいはく
)
の風に移り
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
複雑な健の毎日の言葉をどのように頭の中で
排列
(
はいれつ
)
しているのだろうか。
赤いステッキ
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
カキツバタは水辺、ならびに
湿地
(
しっち
)
の
宿根草
(
しゅっこんそう
)
で、この属中一番
鮮美
(
せんび
)
な紫花を開くものである。葉は
叢生
(
そうせい
)
し、
鮮緑色
(
せんりょくしょく
)
で
幅
(
はば
)
広く、
扇形
(
せんけい
)
に
排列
(
はいれつ
)
している。
初夏
(
しょか
)
の
候
(
こう
)
、
葉中
(
ようちゅう
)
から
茎
(
くき
)
を
抽
(
ひ
)
いて
茎梢
(
けいしょう
)
に花を
着
(
つ
)
ける。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
▼ もっと見る
自然科学の研究なども、プレパラートと見取り図とを作ることに彼は不器用だったが、それさえ除けば、あまり分りきった事実の
排列
(
はいれつ
)
にすぎなかった。応用農学は学というべきものではなかった。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
これらの歌多くは事に逢ふて
率爾
(
そつじ
)
に作りし者なるべく文字の
排列
(
はいれつ
)
などには注意せざりしがために歌としては善きも悪きもあれどとにかく
天真爛漫
(
てんしんらんまん
)
なる処に元義の人物性情は
躍如
(
やくじょ
)
としてあらはれ居るを
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“排列”の意味
《名詞》
排 列(はいれつ)
順序を決めて並べること。
(出典:Wiktionary)
排
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
列
常用漢字
小3
部首:⼑
6画
“排”で始まる語句
排
排斥
排泄
排擠
排撃
排泄物
排気
排除
排出
排他的