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挿入
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さしい
ふりがな文庫
“
挿入
(
さしい
)” の例文
旧字:
插入
と、すぐその榎の根の
湧水
(
わきみず
)
に、きように褄を膝に挟んで、うつむけにもならず尋常に二の腕をあらわに
挿入
(
さしい
)
れた。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鏡面
(
レンズ
)
に照して二三の改むべきを注意せし後、子爵は
種板
(
たねいた
)
を
挿入
(
さしい
)
るれば、唯継は心得てその
邇
(
ちかき
)
を避けたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
牝馬
(
めすうま
)
の腹に獣骨の管を
挿入
(
さしい
)
れ、
奴隷
(
どれい
)
にこれを
吹
(
ふ
)
かせて乳を
垂下
(
したた
)
らせる古来の
奇法
(
きほう
)
が伝えられている。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
幸兵衞夫婦は左右から長二の背中を
覘
(
のぞ
)
いて、互に顔を見合せると、お柳は
忽
(
たちま
)
ち
真蒼
(
まっさお
)
になって、苦しそうに両手を帯の間へ
挿入
(
さしい
)
れ、
鳩尾
(
むなさき
)
を強く
圧
(
お
)
す様子でありましたが、
圧
(
おさ
)
えきれぬか
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
古河黙阿弥
(
ふるかはもくあみ
)
の著述に
大蘇芳年
(
たいそよしとし
)
の絵を
挿入
(
さしい
)
れた「
霜夜鐘十時辻占
(
しもよのかねじふじのつじうら
)
」。
伊藤橋塘
(
いとうけいたう
)
と云ふ人の書いた「
花春時相政
(
はなのはるときにあひまさ
)
」といふ
侠客伝
(
けふかくでん
)
もある。「
高橋
(
たかはし
)
お
伝
(
でん
)
」や「
夜嵐
(
よあらし
)
お
絹
(
きぬ
)
」のやうな流行の毒婦伝もある。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
しかし阿五には一片の侠気があって、無論どうあっても世話しないではいられないのだ。だからしばらく押問答の末、遂に許されて、阿五は彼女の乳房と子供の間に
臂
(
ひじ
)
を
挿入
(
さしい
)
れ、子供を抱き取った。
明日
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
あん、と口を
開
(
ひら
)
いた中へ、紫玉は
止
(
や
)
む事を得ず、手に
持添
(
もちそ
)
へつつ、釵の
脚
(
あし
)
を
挿入
(
さしい
)
れた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
挿
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“挿”で始まる語句
挿
挿絵
挿画
挿話
挿花
挿頭
挿櫛
挿木
挿込
挿毛