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抗
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むか
ふりがな文庫
“
抗
(
むか
)” の例文
「殺さねえように捕まえる。それで、相手が刃物を持っていると、こっちも刃物で
抗
(
むか
)
って行かにゃならねえ」と、考え考え首を
捻
(
ひね
)
って
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と勢い烈しく
抗
(
むか
)
いましたから、
丹三
(
たんざ
)
はこれに
憶
(
おく
)
して
後
(
あと
)
へ
後
(
しさ
)
ると、おえいは嫁入姿の儘で駆出し、可愛い丹三さんに怪我をさせてはならないと思い
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先
(
ま
)
づは
重疊
(
ちようでふ
)
、
抗
(
むか
)
つて
齒向
(
はむか
)
つてでも
來
(
こ
)
られようものなら、
町内
(
ちやうない
)
の
夜番
(
よばん
)
につけても、
竹箒
(
たかばうき
)
を
押取
(
おつと
)
つて
戰
(
たゝか
)
はねば
成
(
な
)
らない
處
(
ところ
)
を、
恁
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
は
敵手
(
あひて
)
が
逃
(
に
)
げてくれるに
限
(
かぎ
)
る。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
濃尾のあいだでは一矢も錦旗に
抗
(
むか
)
ってくるものはなく、十一月の寒烈はかぶとの
眉
(
ま
)
びさしに
霰
(
あられ
)
を打ち、弓手も凍るばかりだったが、彼の頬にはたえず自負の信念か微笑かがあった。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
払っても、
抗
(
むか
)
っても、すがりよってくる黒法師のむれに、二人はまさに、おいつめられた形で。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
抗
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“抗”を含む語句
抵抗
反抗
抗議
抵抗力
拮抗
抗争
抗弁
無抵抗
抗辯
不可抗力
抗抵
対抗
抗言
手抗
對抗
反抗心
不可抗
界磁抵抗器
武力抗争
敵抗
...